手紙と季語

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手紙と季語

1月(睦月)

手紙季語の1月編です。1月にはお正月があります!お正月といえば年賀状。最近はインターネットの普及で年賀状を書く人は減っているようです。でも、やはり葉書で新年の挨拶をしたい、という方は大勢いるのではないでしょうか。漢語調の季語は年賀状の冒頭にも使われます。(「初春」「新春」「謹賀新年」などなど)また、うっかり年賀状を出し忘れた・・という方への新年のご挨拶には、口語調の季語を使われる方も多いようですね。1月は年賀状、挨拶状など手紙、葉書を使って挨拶をする機会が一年で最も多い月です。年が変わり気分も新しくなる1月に手紙季語を使って新年のご挨拶をしてみてはいかがでしょうか。何気ないことですが、インターネットが普及した現代だからこそ、返って手紙や葉書が新鮮で交友関係も深まることと思います。

◎1月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

初春の候
新春の候
極寒の候
厳寒のみぎり
季冬のみぎり

◎1月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

謹んで新年のお喜びを申し上げます
寒風いよいよ身にしむころ
○年ぶりの寒さと伝えられておりますが
松の内の気分も抜けようやく平静に戻った今日このごろ



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手紙と季語

12月(師走)


手紙季語もついに12月です。12月には”師走”だったり”年の瀬”だったりと12月を連想する季語は多いものです。12月には年末のご挨拶をされる方も多いでしょうからぜひ12月の季語を活かした時候の挨拶文を考えてみてください。ちょっと意外かもしれませんが、”クリスマス”も口語調の挨拶文では季語として使うことができます。考えてみてください、「街にジングルベルが鳴り響くころ」と言えば、万人が12月を思い浮かべるとおもいませんか?他にも「クリスマスツリー」「サンタクロース」「クリスマスリース」などなど、身近にはたくさんの季語が溢れています。俳句の世界ではこのような季語は使えないでしょうが、身近な方への時候の挨拶文なら全く問題ありません。使い慣れない季語の単語より、身近な季節を感じられる言葉を用いる方がさり気なくてオシャレですよね。ぜひ貴方だけの季語、時候のあいさつを作ってみてください。


◎12月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

寒冷の候
歳晩の候
師走の候
大雪のみぎり
月迫のみぎり

◎12月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

師走の風邪が身にしむころ
年の瀬もいよいよ押し迫り
冬将軍の到来
雪の便りも届くころとなりましたが
歳末ご多端の折
街にジングルベルが鳴り響くころ


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手紙と季語

11月(霜月)

”時候の挨拶”、これは、手紙の冒頭に書く文章で四季折々の様子を表現します。これは四季のある日本特有の手紙の表現方法です。イギリスでは「挨拶代わりに天気の話をする」みたいなものでしょうか。時候の挨拶には、慣用句のような漢語調のものと、文章の一部となる口語調があります。この時候のあいさつでは必ずその時の季節を表す言葉、いわゆる季語が出てきます。俳句でも季語がありますよね。手紙季語は月によって使う季語が決まっています。間違えないように使ってください。11月で面白いのが「小春日和」。春のような陽気、という意味ですが、これは秋、11月のことですので注意しましょう。「木枯らし」なんかは分かりやすい秋(11月)の季語ですよね。ここには11月に使う季語の例文を挙げていますが、必ずこの用語を使わなければいけないわけではありません。自分の感じた11月の季節の様子を飾らない言葉で書いてみましょう。


◎11月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

晩秋の候
暮秋の候
向寒の候
孟冬のみぎり
深秋のみぎり

◎11月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

菊薫る季節となりましたが
小春日和の穏やかな毎日
木枯らしの季節
このところめっきり日が短くなってまいりました
日増しに寒さが募ってまいりましたが





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手紙と季語

10月(神無月)

手紙季語もついに10月です。10月は、現代の季節感でも旧暦でも”秋”なので分かりやすいのではないでしょうか。季語にも「錦秋」「秋冷」など、「秋」がつく語句が多く見受けられます。ただ、現代ではそれほどメジャーな単語ではありませんが。漢語調の「紅葉」や口語調の「秋晴れ」「紅葉便り」などは、現代でも一般的に使われている言葉ですので、さり気なく手紙季語を織り交ぜたい場合は、これらの言葉を使うとよいでしょう。天高くもの皆肥ゆる季節、というフレーズは、諺の「天高く馬肥ゆる秋」に似ていますね。昔、中国で、蒙古の持つ馬が、秋になるとたっぷり草を食べて肥り、元気になるので秋になると蒙古が他の土地を襲うことがありました。中国の農民たちが蒙古の襲来を警戒する様を表しています。現代の日本では、「秋になると食べ物がおいしくて太ってしまう」という意味に捉えている方が多いので面白いですね。


◎10月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

錦秋の候
秋冷の候
清秋の候
紅葉のみぎり
爽涼のみぎり

◎10月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

秋晴れのすがすがしい毎日
さわやかな季節となりましたが
木々の梢が日ごとに色づいてまいりましたが
各地の紅葉便りが届くころ
天高くもの皆肥ゆる季節





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手紙と季語

9月(長月)

9月といえば、会社では異動の発表がある時期でしょうか。引越しをするときは転居の案内の挨拶を出される方もいらっしゃるかと思います。また、暑中お見舞いをし損ねて、気がつけばもう9月・・という方もいらっしゃるかもしれません。思い立ったが吉日、ご挨拶の葉書や 手紙を送ってみませんか?思いがけないあなたからの 手紙に相手の方も喜ばれるはず。 9月に送る 手紙には9月用の 手紙季語を使いましょう。9月といえば、まだまだ暑い日もありますが、暦の上では秋の始まり。お 手紙には秋の始まりを喜ぶような言葉を書いてみてはいかがでしょうか。きっと貴方の 手紙が秋を運ぶかわいい使者になってくれると思います。 手紙季語は、目上の相手には形式に則った漢語調で、親しい方には少しくだけた口語調で書きましょう。 季語を使って 手紙を書くと、それだけで 手紙が礼儀正しくかつ情緒ある文章にかわります。


◎9月に使う 手紙季語の文例(漢語調)◎

初秋の候
新涼の候
清涼の候
早秋のみぎり
新秋のみぎり

◎9月に使う 手紙季語の文例(口語調)◎

台風一過の秋晴れが目にしみて
すっかり秋めいて
朝夕ようやくしのぎやすくなり
秋の長雨が続き
すがすがしい秋日和が続き
さわやかな秋空が広がって


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手紙と季語

8月(葉月)

手紙に書く季語のことを時候の挨拶といいます。このときに使う季語は、季節、月によって決まっています。旧暦の季節に合わせた季語になっています。昔と現代では、季節感が若干違います。昔の暦の方が、すこし季節を先取りしています。特に8月は、昔と感覚が違うので気をつけないといけない月です。現代では、8月といえば、夏真っ盛りですが、旧暦では「残暑」です。8月の終わりならいざ知らず、8月の最初に「残暑」というのは違和感があるかもしれません。でも、これは決まりのようなものですので、迷ったら「残暑」と書きましょう。どうしても違和感がある、という場合は、「花火大会があちこちで開かれ」など、現代の8月上旬でも合う言葉を選ぶといいでしょう。現代でも、8月の下旬になれば、「立秋」「晩夏」といった夏の終わりをイメージする言葉を使っても違和感ありませんよね!

◎8月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

残暑の候
立秋の候
秋暑の候
向秋のみぎり
晩夏のみぎり

◎8月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

立秋とは名のみの暑さで
朝夕はいくぶんしのぎやすくなり
吹く風も秋の訪れを告げて
虫の音が秋近しを感じさせるころとなり
暑さも峠を越したようで
花火大会があちこちで開かれ

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手紙と季語

7月(文月)

手紙には決まった言葉遣いがあります。その言葉を組み合わせていけば手紙らしい文章になります。冒頭には「時候の挨拶」を書きます。時候のあいさつとは、季節を表現する言葉(季語といいます)を使った挨拶文のことです。時候の挨拶には、〜の候、〜のみぎりといった漢語調の表現と、通常の文章のような口語調の表現があります。どちらを使ってもかまいません。漢語調の文章はより形式的なものとされています。目上の方へ手紙を書く場合やや親戚の方へのお礼状などは漢語調を使うと良いでしょう。もっとくだけた相手に書く手紙の場合は口語調を使ってもかまいません。また、季語にはそれぞれの季節(厳密にはそれぞれの月)に対して使う言葉が決められています。何月にどの言葉を使うかは事前に押さえておきましょう。特に7月は、現代では夏の始まりという印象ですが、季語の世界では夏真っ盛りです。真夏をイメージする言葉を使って手紙を書きましょう。

◎7月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

仲夏の候
酷暑の候
成夏の候
炎暑のみぎり
猛暑のみぎり

◎7月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

梅雨があけたとたん待っていたようなこの暑さ
暑気日ごとに加わり
日々暑さの厳しい折から
今日はまた蒸し風呂のような暑さ
連日の暑さに庭の草木もぐっ

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手紙と季語

6月(水無月)

手紙季語は「時候の挨拶」とも言います。本来、時候のあいさつは季節を感じさせるものなら自由に書いていいとされています。四季折々の風物の移り変わりや気候の変化を書けばよいのです。ただし、間違って他の季節の言葉を使うと恥をかくことになりかねませんので、代表的な慣用句、慣用語、文例は知っておいたほうがいいでしょう。そこで、6月に使う手紙季語の文例を挙げましたので参考にしてください。手紙を書く際は、文頭に手紙季語(時候の挨拶)をまず書いてみましょう。手紙がぐっとひきしまりますよ。「の候」「のみぎり」という漢語調の季語を使うとより形式的、事務的になります。女性がプライベートな手紙を書く場合は、口語調の季語を使うと親しみがあって良いです。もちろん、ここに挙げた文例以外のものを使ってもかまいません。6月であれば、「初夏」「梅雨」のように、6月を表す季語を使って自分なりの表現で時候の挨拶を考えてみるのも素敵ですね。

◎6月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

初夏の候
梅雨の候
新樹の候
黄梅のみぎり
薄暑のみぎり

◎6月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

さわやかな初夏の季節
すがすがしい初夏の季節を迎え
短夜の季節
梅雨の季節
毎日うっとうしい雨ばかりの折から
朝ぎりの濃い季節
連日の雨に木々の緑もようやく深く

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手紙と季語

5月(皐月)

日本には”四季”という素敵な宝物があります。最近では、養殖や温室栽培により年中何でも食べられたり、花を楽しむことができます。それはそれで、とても便利な世の中になってはいるのですが、季節感がなくなり、少し寂しく思うこともあります。手紙の冒頭にに季語を入れることで、日本の美でもある季節感を楽しんでみてはいかがでしょうか。手紙に書く季語は、時候の挨拶とも言われています。手紙を書くときにアナタがふと感じた「季節」を思うように書けば良いのです。そうはいっても、手紙季語にも一定のルールがあります。そして、そのルールを知らないと、「間違っていたらどうしよう」と思ってしまい、手紙季語を入れることも億劫になってしまいます。今回は5月に使う定番の季語の文例を挙げてみました。ぜひ参考になさってください。

◎5月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

新緑の候
立夏の候
晩春の候
薫風のみぎり
緑風のみぎり

◎5月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

青葉若葉の季節となり
新茶の香りもすがすがしく
青い空に鯉のぼりが泳ぎ
端午の節句もまじかになり
庭のつつじが一斉に花をつけ
機器の緑も鮮やかに
卯の花に夏の訪れを感じる今日この頃
風薫るさわやかな季節となり



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手紙と季語

2月(如月)4

手紙季語には「春寒のみぎり」「立春の候」といった漢語調の表現があります。
漢語調の表現は、丁寧な印象を与えるため、改まった手紙に使われます。
女性の場合は、無理に漢語調の表現を使わなくても口語調の表現をつかっても決して失礼にはあたりません。

取ってつけた手紙季語を使いたくない、自分の言葉で季節を表現したい、という場合には、無理に
「候」や「みぎり」をつける必要はありません。自分の言葉で表現する手紙季語は「口語調」と言われ、これも立派な「手紙季語」に該当します。親しい友人や親戚などには口語調の手紙季語を使うのがよいでしょう。口語調の手紙季語を使う場合は例文どおりでなくても自分が感じた季節をそのまま表現すればよいのです。

◎2月に使う手紙季語の文例(漢語調)◎

立春の候
梅鴬の候
春寒の候
厳寒の候
春寒のみぎり
仲春のみぎり
春分のみぎり

◎2月に使う手紙季語の文例(口語調)◎

春まだ浅く
立春とは名のみの寒さ
冬の名残りがなかなか去らず
寒気は冴えかえり
春とは名ばかりでまだ真冬のように寒く
いくらか寒さもゆるみ
梅のつぼみもそろそろ膨らみ
何となく春めいて
余寒厳しき折柄
暦の上に春は立ちながら
三寒四暖と申しますが
三寒四温とか言われる季節



kisaragi2ga at 15:36|Permalinkclip!季語と手紙(2月)